『あれ!?去年までは似合っていると思っていたのに、似合っていない気がする・・・』
『ものすごく好きなブランドで制服のようにたくさん着ていたのに、なぜかしっくりこなくなった。』
そんな風に感じ始めること、35歳を過ぎたころから頻繁に起こりますよね。
このような状態を《おしゃれ迷子》と言ったりするのですけれど、
この《なんかちょっと違う》という感覚があることは、
とても良いことだと私は思っています。
過去ではなくて、《今》を生きる準備ができたということですから(*^-^*)
変化するって怖いですよね。
出来ればそのままで、現状維持できたらいいのに・・・。
と思います。
(私もたまに思います 笑)
でもね、この世の中には変わらないものなんて一つとして存在しません。
宇宙だって実は激しく変わりながら存続しているのですから。
私たちだって、永遠に25歳のままでは生きていけない。
ましてや、洋服や靴など装いに関しては、永遠に似合い続けるなんて、
ほとんどあり得ません。
たまに、パーソナルカラー診断や骨格診断の結果は一生変わらない!
とおっしゃっている方をお見受けしますが、そんなはずありません。
似合う色は刻々と変化しているし、
肉付きだって変わっているんだから、身体のシルエットは変わります。
そんな《変わる》という現実を受け入れることから始めましょう。
そのうえで、変化とどうむきあっていけばいいのか?
そのポイントを2つご紹介しますね。
①試着室でたくさん失敗経験を積む
今年のトレンドといわれる形や色の服が店頭に並んでいますよね。
目新しくて、素敵に感じるアイテムたちがショップに並びますが、
実際はそれらは4割の人が似合わないのが現実。
つまり、失敗の確立は常に4割。
私が開講しているファッションスクール、
【自分でセンスの良い洋服が選べるようになるセルフスタイリング講座】では、
《試着の旅》といって、自分の理想に近い洋服をご自身で選び、
試着した写真を送っていただく課題があるのですが、
なぜそれをしていただいているかというと、
自分が意図して選んだもの洋服を通して、
◎失敗から学ぶ方法
◎選び方の変え方
これらを自身の経験として体感いただきたいからです。
皆さんそれぞれ、状況も考え方の癖も、ライフスタイルもまるで違います。
自分に合った方法、つまずきポイントは、
誰かの成功体験をマネするのではなくて、
自分の経験から知るのが一番の近道なのです。
大体の方は、失敗を恐れて試着すらせず、
思考ばかりが先走り、
その結果、自信だけが加速的に失われ、
変わることを諦めるということを繰り返しています。
失敗の確立は40パーセント。
結構な割合で起こります。
ましてや、変化した自分に合う洋服を選ぶことは、
それ以上に確率は低いと思います。
失敗は恥ずかしい事でもなんでもありません。
しかも、洋服を買ってから失敗に気づくのではなくて、
試着室で経験しているのですから、なんの痛手もないはず。
変化のときだからこそ、試着の回数を増やしていただきたいと思います。
②試着時に見てほしい箇所
ただ試着を繰り返し、『何か違う・・・』だけを感じ続けるのでは、
何の意味もありません。
何か違う・・・の《何か》はどこなのか?
それを自己分析する必要があります。
分析のポイントは、
①サイズ感
②生地の厚み、光沢感
最低、この2点は毎回チェックをしていただきたいです。
①サイズ感
私の経験上、ほとんどの人がサイズの合っていない洋服を着ています。
いつも着ているサイズよりも大きいもの、または小さいものも併せて試着してみてください。
誰でも着られる《フリーサイズ》が一番危険!!
垢抜けて見えるかどうかは、8割がサイズ感だと思ってくださいね。
フリーサイズは試着しないくらいの意識を持っていただきたいと思います。
②生地の厚み、光沢感
色やデザインに目が行く人が多いと思いますが、
印象を大きく左右するのは、実は生地なんです。
一般的には、35歳以上になると、
艶感のない素材が似合わなくなってくる傾向があります。
同じコットン素材のシャツでも、
今まで選んでいたものより光沢感のあるものも試着してみることをお勧めします。
また、生地の厚みで印象がかなり変わります。
これは体型によって違ってきますが、
◎身体のラインを拾わないハリのある素材のもの
◎身体に沿う柔らかな素材のもの
例えばネイビーの似たようなシルエットのニットでも、
両方を試着して、吟味する。
生地に関して無頓着な方も結構いらっしゃるので、
意識していただけたらと思います。
ご自身の変化を感じるからこそ、試着を繰り返す。
選び方のポイントも変化させる。
新たなステージに向かって、試着室でたくさんの失敗経験をしてくださいね。
失敗から明るい未来が創造できる!
あらたな《綺麗》への扉を開いてくださいね。
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